ココロネコStaffブログ

スタッフ・細野による、ココロネコStaffブログです

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No.3 第1回ブログ企画【ココロネコメンバーに聴いてみた】~久保木・前編~

 

ココロネコStaffブログ、今回も【ココロネコメンバーに聴いてみた】を引き続きお送りします!

 

2人目は久保木!!

元々メンバーには”あまり自分語りをしない”という印象があるのですが、その中でも久保木さんはベスト・オブ・ミステリアス……(←なんなんだそれは)。

なので「もし、一問一答みたいな淡泊な回答だったらどうしよう」とか思っていたのですが、それも杞憂に終わり!!なんと一質問したら十返してくれるというくらい、たくさん答えてくれました!!

もうそれはそれは本当に読み応えたっぷりなので、心して(笑)読んでみて下さいね。

それではいってみましょう!!!どうぞ!!

 

 


 

 

細野:それでは改めて、お名前と担当パートを教えて下さい。

 

久保木:久保木智洸(くぼきともひろ)です。担当はボーカル、コーラス、アコギ、シンセサイザーです。

 

細野: 一番担当が多いですね。それぞれいつ頃から始めたんですか?

 

久保木:中学生くらいの時から歌うのが好きで、野球部に入りながら合唱部の応援部員をやっていました。

アコギは中学3年生の時に買ってからで、シンセサイザーというか、ピアノの弾き方を勉強し始めたのは25〜6歳の時から。小学生の時にピアニカは吹いていたけど(笑)楽器は全部独学です。

 

細野:合唱で鍛えたボーカル……。コーラスもそこで鍛えられたのかも知れませんね。シンセサイザーを始めたのはけっこう最近なんですね。年齢が出ましたが、誕生日はいつでしたっけ?

 

久保木:平成3年9月27日です。

 

細野:今年も丹精込めて誕生日ツイートつくらせていただきますので期待していてください(笑)ところで、久保木さんはメンバー唯一の県外出身だそうですが、どこの出身なんですか?

 

久保木:実家は千葉県にあります。

今のところ人生で一番長く住んでいたのは埼玉で10年、山梨には9年で千葉には8年住んでいたので出身県を聞かれると困る時がある。今は長野県民をやっています。

 

細野:色々なところに住んでいたんですね。ココロネコは山梨発のバンド、という形ですが、山梨への思い入れは何かありますか?

 

久保木:「住めば都」って言葉がありますが、まさにそれだね。住み心地よかった。千葉の実家は近くに映画館もないくらい田舎で、中学の時は電車で1時間くらいかけて映画を見に行ったりしてた。それに比べると甲府は天国だよ(笑)

山梨は盆地で、東京の隣にあるのに人口もそこまで多くないという特殊な地域なので、外から来た人には面白い地域だと思います。「山梨県民として頑張って行こう」みたいな意識をいい意味で持ちやすいと思う。イベントも多いしね。千葉とか埼玉にいたときは自分が何県民かなんて意識することもなかったな。日々の生活の中で普通に県を跨いで行動するしね。

 

細野:なるほど。私も電車で1時間は行かないと映画館がないところに住んでいたので「甲府が天国」って気持ちわかります(笑)とても面白い地域ですよね。さて、ざっくりとした久保木基本情報を聞いたところで、唐突ですが、ココロネコ良いところ・好きなところを語ってみてください。

 

久保木:ココロネコの良いところは音楽の振り幅が広いところで、ロックからバラード、弾き語りまでやれているところだと思う。やろうと思えばメロコアやメタルまでやれると思うけど、今応援してくれている方々やお客さんを置いていってしまう気がするのでやりません……(笑)

 

細野:私も、振り幅の広さは本当にいつも驚きます……。久保木さんからもたまに激しい感じの音楽の話題が出たりするので、ココロネコがメタルやっているのを1回見てみたいです。もしかしてそれが意外とウケたりして(笑)

 

久保木:メンバーが協力してSlipknotのコピバンやったりしたことあるよ(笑)

 

細野:そうなんですか(笑)なんていうか、強そうですね……。では逆に、ココロネコのここは嫌い(笑)というところはありますか?(笑)

 

久保木:名前がカタカナなのが……。僕は『Kokoroneko』表記推しです。ただ、カタカナはわかりやすいという魅力はありますよね。

 

細野:まさかのバンド名……、もしかしてローマ字表記が所々にあるのはこのためか……(笑)これはバンドの根幹を揺るがしかねないことを聞いてしまいましたが、そんな『Kokoroneko』のメンバーと初めて出会ったのは、いつ頃ですか?

 

久保木:長谷川とは高校3年生の終わりに知り合いました。

 

細野:住んでいた場所も高校もちがうと思いますが、受験の時に、とかですか?

 

久保木:ミクシィを通してです。大学入ってバンド組みたかったので、多分合格していた大学名で調べてつながったんだと思う。大澤、大東を認識したのは大学の軽音部に入ってからで、ベースの弘は気がついたら近くにいました(笑)

軽音部に入って、ココロネコが始まる前は、弘を除いた今のメンバーで、BUMP OF CHICKENの『アルエ』やニルヴァーナの『Smells Like Teen Spirit』を演奏して遊んでいたなぁ。

 

細野:ハセさんは一言もそんなこと言ってなかったのに……(笑)今で言うところの、Twitterとかで「春から○○大」って調べるのと同じ感覚なんですかね?ミクシィ使ったことないので詳しくはわからないんですけれど……(汗)ちなみに、大学に入ってバンドを組みたいと思ったきっかけって何でしょうか?

 

久保木:中学生の頃、HIGH and MIGHTY COLORにハマって音楽をやりたいなと思うようになって、中3の終わりにギターを買いました。高校は野球部に入ったので本格的にバンドはできなくて文化祭で演奏するくらいだったから、大学に入ってからはもう少し本格的にバンドをやろうと思ったのです。

 

細野:なるほど、久保木さんのバンド人生は中学校の頃から既に始まっていたんですね。G〇ogle先生によると、偶然か必然かHIGH and MIGHTY COLORツインボーカルなのですが、同じくツインボーカルのバンドをしているというのは何か思うところはありますか?

 

久保木:HIGH and MIGHTY COLOR以外にも凛として時雨とか陰陽座とかツインボーカルバンドが好きだったので、ツインボーカルになったのは自分としては必然です(笑)多分自分が双子だというのも関係していると思う。それを活かせるかどうかは別として、やりたいことをやる機会は全部平等じゃないとおかしいと思っちゃう。歌う機会、曲を作る機会、話す機会等々……。ココロネコ組んだときも最初はメインを長谷川しか歌っていなかったので「なんで一人しか歌えないの?歌いたい人はみんな歌えばいいじゃん、そんなの不公平じゃん」と思って、途中で変えてもらいました。長谷川を筆頭にメンバーもみんな優しいね(笑) 

ただ、そもそもツインボーカルを目指してはいなくて、理想は歌いたいメンバーはみんな歌ったり、外から一緒にやりたいボーカリスト呼んだり、演奏する楽器を変更したり自由にやりたいだけなんだよね。だから自分から「ツインボーカルロックバンドのココロネコ」と定義づけて自己紹介することもない。自分から紹介するときは「今は二人で歌ってます」とか言ってるかな。メンバーがそうやって自己紹介することにあえて否定もしてないけどね。

日本はロックバンドでメインボーカルが複数であることがまだまだ珍しかったり、ましてボーカルの人が引退して変わるバンドって少ないような気がするけど、海外だとそれこそビートルズなんてみんな歌ってたり、それに影響されたoasisも兄弟で歌ってたり、Arch Enemyの前ボーカルのアンジェラ・ゴソウは引退して他のバンドからボーカル入れて今はマネージャーやってたりと割と自由な気がしていて。HIGH and MIGHTY COLORも途中でボーカルがマーキーからHALCAにチェンジしたバンドだったしね。

いろんな人がいろんなことを歌えるバンドの姿を見せること、「こんな形もいいよね、あんな形もいいよね」と多様性を尊重する姿勢を示していくことが、僕として意識してやっていこうと思っていることです。まぁこれやっちゃうと商業ベースのバンドだと売りにくくなるし、ファンも混乱するだろうからあまりできないんだろうけど(笑)でも、これはメジャーじゃないからこそ僕らにできることかと。わりとバンドを始めた初期から思っていることだけど、なかなか人に言う機会がなかったから言えてよかった。

 

細野:なるほど……深い……。もしかすると、久保木さんのその変革を求めるというか、「自由にやりたい」という想いがココロネコに常に新しい風を吹き込んできたから、今のココロネコの形がある、とも言えるかも知れませんね。さっき、音楽をやりたいと思ったのはHIGH and MIGHTY COLORにハマったことだと言われていましたが、初めて買ったCDって、HIGH and MIGHTY COLORでしたか?

 

久保木:いや、たぶんポルノグラフィティの『PORNO GRAFFITTI BEST RED’S』の逆輸入盤だったかと思います。買ったのは中学2年くらいの時じゃないかなぁ。「逆輸入盤って何だ?」と思いながら買ったので記憶に残ってる。今でも聴いてるよ。CDは売ってサブスクリプション形式だけどね。そういえば初めて買ったCDであっても、躊躇なく手放したな(笑)

中学生の時は基本的に母が運転する車の中で聞くことが多かった。塾に行く途中とか。

 

細野:現在はどのくらいの頻度で曲聴かれていますか?

 

久保木:毎日何かしらで聴いています。自宅で何か作業している時だったり車の運転中だったり。

 

細野:生活の中にある、という感じですね。それでは、長くなるかも知れませんが、ここからは久保木さんの好きな音楽について色々質問させてください。まずは、好きなシングル・アルバムCDを教えてもらえますか?

 

久保木:音楽を本格的に聴き始めた中学生の頃からYOUTUBEニコニコ動画があった世代なので、意識して買ったシングルCDはあまりありません。お金も無いし、買うならアルバムでした。自分で意識してシングルCDを買ったのはHIGH and MIGHTY COLORのCDくらい。だから好きなシングルC Dは、初めて買ったという意味でHIGH and MIGHTY COLORの『PRIDE』にします。

一番好きなアルバムは決められないなぁ。今までの人生で一番衝撃を受けたのは中学生の時に買った凛として時雨の『#4』、カッコ良すぎると思ったのは高校生の時に買った9mm Parabellum Bulletの『Vampire』、これからアルバム一枚しか聞けない人生になるならYUKIの『POWERS OF TEN』を選びます。

 

細野:初めて買った「シングルCD」がHIGH and MIGHTY COLORなんですね。ちなみに、ジャケット(CDの表紙)が良いと思うものはなんですか?

 

久保木:ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『ソルファ』です。ジャケットを担当している中村佑介さんの作品集『Blue』は購入して部屋に飾ってた。

 

細野:なんとなく、完売したココロネコの『リフレイン』のジャケットに似たところを感じるのですが、そんなことないですか?(笑)

 

久保木:『リフレイン』のジャケット製作はバンドの外の方なので、多分偶然です(笑)

 

細野:すみません、気のせいみたいです(笑)ではここからさらに深掘りさせてください。まずは、メロディーが好きな曲を最大3曲教えて下さい。

 

久保木:AC/DC『Back In Black 』。ボーカルのブライアン・ジョンソンは僕が一番尊敬するボーカリストです。彼みたいに歌えたらどんなに気持ちいいか……。

それからROSSO『シャロン』。チバユウスケさんの声であの綺麗なメロディーは反則。大学の卒業ライブで弘とコピーバンドを組んで演奏しました。その時の演奏はめちゃくちゃ楽しかったなぁ。

3つ目はWithin Temptation『Forsaken』。高校生の時にシンフォニック・ゴシックメタルを聴き狂っていた時期があって、シンフォニックメタルの特徴的なメロディーは自分の根底にある気がします。

 

細野:続いて、歌詞が好きな曲も最大3曲教えてもらえますか?

 

久保木:1つ目は9mm Parabellum Bullet『Mr.Suicide』。高校3年生の受験期にずっと聴いていました。たぶんその時の心情にぴったりマッチしていたんだと思います。「からっぽの手の中に残り続ける熱が ぼくだけのもの」という最後の歌詞に共感していた気がする。

それから、The Band Perry『If I Die Young』。自分が知っている洋楽の中でトップです。和訳せずに英語のまま咀嚼した方が歌詞の美しい表現とそれを乗せたメロディーの良さが伝わる気がします。

最後に、Heaven In Her Arms『鉄線とカナリア』。お酒を飲んだ後、夜道を歩いて帰る時に、この曲を口ずさみ(!?)ながら帰るのが僕の人生の中でもトップクラスの至福の時間です。聴き終わったときにはものすごいカタルシスが得られます。

 

細野:なるほど、どの曲も是非聴いてみたいです。それでは、ズバリ!人生で1番好きな曲はなんでしょうか!?

 

久保木:決めるのが難しいです。今後人生で選んだ1曲しか聞けなくなるとしたら、エリック・サティの『ジムノペディ第1番』にします。

歌がない方が人生のいろんな場面で聴けるし、おじいさんになっても安心して聴いていられるかなと。この曲を使った某アニメのワンシーンがめちゃくちゃ好きです。人生で一番好きな曲というテーマから外れているけど……。

 

細野:けっこう洋楽がランクインしていますね。「シンフォニックメタルの特徴的なメロディーは自分の根底にある気がする」というような言葉もありましたが、この好きな音楽たちが今の作曲・作詞に影響を与えている部分はありますか?

 

久保木:英語詞だし、シンフォニックメタルから作詞で影響を受けたことはないと思うけど、作曲の時に出てくるメロディーが影響を受けちゃう時はあるかなぁ。基本的に創作って自分の知っているもの、感じたことのあるものをリビルドしつつ今の自分の成分を足してオリジナリティを出していくことだと思うので。「あ、このメロディーあれから来てるじゃん」って気がつけば変えるし、他のメンバーに指摘してもらえたら変えるしって感じ(笑)

 

細野:そうなんですね。オリジナリティというと、ココロネコは自分たちでMVの内容や物語を考えていますが、久保木さん的にMV、PVが好きな曲やアーティストはありますか?

 

久保木:Envyの『Worn heels and the hands we hold』という曲のMVは後半のポエトリーリーディングとラストに向かって畳み掛けるような演奏、主演の女性の表情が素晴らしく、何度も観ているMVの一つです。

 

細野:何度も見てしまうようなMVに私も出会いたいです。まだ出会えていないので……(笑)さて、ここまで様々なアーティスト名が挙がりましたが、その中でも久保木さんが目標にしているアーティストは誰でしょうか?

 

久保木:歌い手としては、メロディーが好きな曲でも挙げたAC/DCのボーカリストのブライアン・ジョンソンです。彼のように歌えるといいなぁと思ってる。自分とは声質が違うけどね(笑)歳をとってもマッチョで若々しくステージに立ち続けていることもすごいと思います。

 

細野:マッチョというと、昨年あたりに映画の『ボヘミアン・ラプソディ』が流行ったとき、ハセさんと「白いタンクトップ着てライブしよう!」とか話してましたね(笑)

 

久保木:長谷川に白いタンクトップ着てライブして欲しいなって話したね、僕は着ません(笑)

 

 


 

 

どうでした、読み応えましたか?

え、まだまだ読み足りない?

安心して下さい!!後編があります!!(ドヤ)

とはいえ、私の感想パートは要らないくらいお腹いっぱいな方も多いと思うので、前編はこの辺りで。

後編に続く……!!

 

では!

 

スタッフ 細野

 

 

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